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【年間200件の事例】から学ぶ「孤独死対処方法」

床下床上浸水で被災した住宅での消毒方法と料金相場

水害現場

台風や大雨などで被災された方におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。
床下浸水あるいは床上浸水の被害にあった家屋が、細菌やカビが繁殖すると心配されておりませんか?
水害現場で良く見られる、汚泥、汚水、下水、砂利には細菌が含まれております。
大雨、豪雨や台風の風水害で家屋等が浸水してしまったときには衛生対策が求められ、感染症対策のため清掃や消毒が必須となります。
ここでは水害復旧業者に依頼した際の料金相場も合わせて、家庭でも消毒作業に代用できるアイテムを紹介いたします。

1.家屋等が床上浸水の場合、作業開始から消毒まで作業完了の流れ

STEP.1
水が引いた後
水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けます。
STEP.2
濡れた建材について
濡れた床材、壁などはダスターにて十分に水拭きいたします。もしくは不要なら解体して廃棄いたします。
MEMO
床下の捨て貼り(裏側・地面側)に断熱材がある場合、汚染(または吸水)されていたら撤去いたします。
STEP.3
排水
汚泥や汚水等を(水中ポンプなどで)取り除きます。
STEP.4
床下の洗浄
水道水で洗い流し(床下の高さが広いなら高圧洗浄機を活用)します。※この水で洗う作業が大事です。この床下洗浄作業を行わずに消毒しても効果は得られません。
注意
万一、カビが発生していたら60℃以上の熱湯を5秒以上かけ続けることで、カビのたんぱく質を死滅させることが出来ます。(特に黒カビには有効です)
STEP.5
乾燥
汚染部をしっかり乾燥させる(送風機を活用)ことが重要です。※この乾燥作業を省略した場合は効果が得られません。
注意
熱湯が冷めたあとの水は、カビの栄養源となるため、熱湯を使った後は必ず十分な換気を行うことも重要ポイントです。
STEP.6
除菌作業
汚染部において全て、カビ対策の為に次亜塩素酸や複合型二酸化塩素などを(フォグマスターを活用)噴霧して除菌作業をいたします。
STEP.7
オゾン脱臭作業
カビ対策の除菌作業後は、養生等を行い密閉状態を作り、オゾン脱臭することで、噴霧では届かない空間にも高い除菌効果、脱臭効果を生み出せます。
STEP.8
バイオ消臭作業
オゾン脱臭作業後は、グランバイオエア(フォグマスターを活用)を噴霧することで消臭とカビの繁殖抑制いたします。
MEMO
臭気やカビの原因となる物質をバイオが餌として消費、分解するので効果が大きく、持続する

2.水害復旧に必要な7つの機材・消毒剤とは

プロ用の機材・消毒剤になりますが、業務用として主にこれらを作業現場へ持参いたします。

水中ポンプ
水中ポンプ
水害現場では、汚泥、汚水に対応できて、更に最低水位が低い水中ポンプほど使い勝手が良い。
高圧洗浄機
高圧洗浄機
床下に使うなら出来るだけ小型な方が望ましい。
送風機
circulator
一般家庭の対応を考えると、100V対応で吸気・排気のどちらにも使用できる物が使い勝手良い。
ブロワヒーターPlus
ブロワーヒーターPlus
温風・送風 切替機能搭載、小型で狭い場所での乾燥作業に最適。
フォグマスター
フォグマスター
100V対応電動噴霧器で7∼8m先まで噴霧出来る性能があり、床下などで次亜塩素酸など薬剤散布の際に使い勝手良い。
オゾン脱臭機
オゾン脱臭機
塩素の約7倍の除菌効果があります。また消臭効果も高い。但し「オゾン脱臭機」なら何でも良い訳ではない。OST法に準拠したオゾン脱臭機の活用が望ましく、オゾン発生量7,500mg/h以上で出力風量(3/h)が300 3/h以上の性能は必要不可欠。カビ対策にもオゾンは有効です。
除菌薬剤
次亜塩素酸水
業務用としては除菌効果を考えて、最低でも200ppm以上の次亜塩素酸ナトリウムを活用したい。

3.一般家庭で代用できる水害復旧に必要な機材・消毒剤とは

私たちプロが水害現場で使用している機材や消毒剤に対して、一般家庭でも活用して代用できるモノを6項目ご紹介いたします。

業務用の機材・消毒剤 家庭用で代用可
汚水ポンプ バケツなどで水出し
高圧洗浄機 ホースリールシャワー
業務用スチームクリーナー やかんでお湯を沸かす
送風機 扇風機
フォグマスター 手動噴霧器
次亜塩素酸ナトリウム(カビ対策・除菌剤) 塩化ベンザルコニウム・オスバンなど
業務用集じん機 家庭用で代用不可能
オゾン脱臭機(カビ対策・除菌・消臭) 家庭用で代用不可能
グランバイオプロ(洗浄剤&除菌剤) 家庭用で代用不可能
グランバイオエア(善玉菌) 家庭用で代用不可能


注意
通販で安価なオゾン脱臭機も見受けられますが、私たちが業務用に使うOST法に準拠した黄色のオゾン脱臭機の性能を上回る物がございません。
こちらは、黄色のオゾン脱臭機を所有する業者に作業していただく方法が一番安心です。

4.家屋等が浸水の場合、乾燥作業や消毒作業など作業工程を怠った時のデメリットとは

家屋浸水の際の消毒作業を手抜きした際のデメリットを並べました。

  1. 戸建て住宅などのフローリング下は捨て貼り工法が多く、さらに捨て貼りの下側(地面側)には断熱材がタッカー止めされていることが多いです。したがって断熱材まで少しでも汚水が吸い上げていると、撤去しなければカビ発生の原因になります。
  2. 汚泥が残っていると、悪臭が発生するばかりではなく、害虫が発生してしまう。
  3. 乾燥の際の注意点は温風は使用しないこと。床下の基礎には電気配管もあるため、熱風で配管が温められ火災や故障の原因となる可能性があります。
  4. 床下浸水を放置しまうと、カビが発生しカビ臭の原因となったり、シロアリやその他の害虫が発生してしまうことがあります。
  5. 床上浸水の場合、長い時間放置していると、家中がドブ臭くなります。
  6. カビが発生すると、空気中のカビ菌が体内に入り込み、アレルギー、感染症、食中毒、ぜんそくなどの健康被害を引き起こす可能性があります。体の免疫力や抵抗力が弱いお子様やお年寄りがいる家庭は、特に注意が必要です。

5.被災した家屋の消毒作業料金の相場とは

MEMO
水害復旧(消毒・消臭除菌まで)に伴う作業ですが、一般的に「作業人件費」+「作業の量」=合計金額となります。したがって作業の量が少ない程、料金はお安くなります。
(例)床下浸水の場合、お客様自身が床下の汚泥の撤去や床下洗浄まで終わらせていた場合、「消毒+オゾン脱臭」作業のみとなります。
注意
作業人件費を高く感じる方が居るかもしれませんが、水害現場では細菌の中で仕事することになり、作業スタッフが感染してしまう恐れがあります。実際に作業依頼あったお客様自身が床下へ潜り、汚水(細菌)が目に入り長く眼科に通院されている方もいらっしゃいます。このような環境の中での仕事を考えると妥当な金額かと思います。

作業人件費(1日分) 平均:35,000円/名(平均1日=2∼4名で作業)
汚水の排水と床下洗浄 平均:1,000円/平米
消毒作業 平均:30,000円∼/1式
オゾン脱臭・消臭 平均:50,000円∼/1式
畳の回収 平均:4,000円/1枚
床の解体(廃材処理含む) 平均:4∼30万円(平米による)
床下の断熱材の撤去(廃材処理含む) 平均:4∼10万円
カビの除去 1,000円~/平米
防カビ処理 3,000円~/平米
原状回復リフォーム 別途見積もり
家財撤去・ルームクリーニング 別途見積もり


MEMO
※作業する規模(住宅の大きさ)によるが通常は1チーム2∼4人で水害復旧作業を行い、汚泥のかき出しから始めると合計2.5∼3日で消毒・オゾン脱臭作業まで完了させることが多いです。

6.水害現場は、シロアリ駆除業者と消毒業者、消臭業者のどちらを選べば良いの?

家屋浸水した際に、一番気を付けなければならないことが、カビ対策です。
湿気により壁や床板がカビてしまうこともあります。そしてカビ臭が発生することによる不快感を抱くこともあるでしょう。
現在では床下全面がコンクリートによるベタ基礎の住宅が多くなり、以前よりもシロアリ駆除の必要性が少ない住宅が多くなりました。
但し、カビは木材やコンクリート、タイル、石膏ボードなど住宅のあらよる素材に発生します。高温多湿の日本はカビの暮らしやすい環境なのです。
そのため、シロアリよりもカビに注力した方が良く、カビ取りと防カビ処理が出来て、カビを抑制するための消毒作業とカビ臭対策や下水臭対策にオゾン消臭などの本格的な消臭作業が出来る業者が望ましいです。

7.「床下床上浸水で被災した家屋での消毒方法と料金相場」まとめ

  1. 家屋浸水の時は雨水だけではなく汚水や下水、大量の泥や砂が床下あるいは床上まで流れ込んできています。感染症の原因にもなる細菌が含まれているため、「汚水の撤去」「真水での洗浄」「乾燥」「除菌」と最低でも4項目の作業が必須となります。
  2. カビが発生すると、空気中のカビ菌が体内に入り込み、アレルギー、感染症、食中毒、ぜんそくなどの健康被害を引き起こす可能性があります。

上記作業で活用する薬剤と作業道具