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【年間200件の事例】から学ぶ「孤独死対処方法」

特殊清掃が高額なのには、こんな理由があった!

高額の理由

孤独死

特殊清掃についてお調べですか?
もしくは、身内や賃貸物件の入居者が孤独死されて、部屋の後片付けのための特殊清掃業者をお探しでしょうか。
また、特殊清掃の必要な事態は他にもあるでしょう。

特殊清掃とは何か、また、一般的なハウスクリーニングより高額と言われるその値段の理由について今回はお伝えします。
特殊清掃の相場価格、また見積もりの決め方についてもお話しします。

1.特殊清掃とは

特殊清掃とは、ご遺体があった部屋で、調度品や部屋の建材の汚れや臭いを除去する作業のことを指します。
具体的には、ご遺体由来の体液や血液が浸透してしまった床材の部分的な除去と張り替えの作業や、ご遺体より発生した独特の強烈な死臭が部屋にしみついてしまった場合の消臭作業などが含まれます。
また、ゴキブリ、ハエ、ウジなどの害虫が発生していた場合の駆除も行われます。
およそご遺体のがあった部屋の影響すべてが作業の対象になります。

礼

特殊清掃を行う際は、ご遺体そのものは運び出されていて、かつ場合によっては警察による現場検証や鑑識の作業が行われたあとになります。
しかし、床や壁紙に体液や血液が飛び散っていた場合や、死臭がたちこめている場合、回収しきれなかったご遺体の一部が部屋内に残っている場合など、そのままその部屋を使用するのが難しい場合、
特殊清掃業者に作業を依頼する場合が多くあります。

もちろん親族や関係者が清掃を行うことも可能ではありますが、建材に血液や体液が付着していた場合の対応は素人では難しいものです。
また痛ましいご遺体の発見現場の痕跡を、親族が直接目の当たりにしながら清掃作業を行うことは、非常に心情的な重圧を伴うこととなります。
そのため、孤独死、事件死などの場合は特殊清掃業者への依頼という方法が近年は取られるようになりました。

2.特殊清掃の相場価格と見積りの決め方

では、特殊清掃の相場価格は具体的にはどの程度になるのでしょうか。
おおよそですが、ワンルームの物件の場合、6万円からが目安の価格となります。
上限価格は業者によってさまざまですが、状況によっては50万円程度になる場合もあります。
しかしぱっとこの金額を聞いても、最低ラインから上限におよそ8倍程度の開きがありますから、なかなか納得はできないですね。
ここに特殊清掃という業務の難しさがあります。

MEMO
特殊清掃の業務の多くは、現場の状況によって必要な人員、機材、手間などに大きい開きがあるため、案件ごとにまず見積もりを行い、価格を提示の上で実際の作業に入るといった形で行われています。

一部の業者では決まった内容の業務だけをパック化して定額料金を提示しているところもあります。
しかしその場合、そのパック内ですべて必要な作業がすむということはなかなかありません。
こういったパック料金を適用する場合、最低限遺族が入室できる程度の処理をし、あとの作業は遺族が自分たちで行うことを前提としている場合が多いです。
そのため、一からすべての作業を任せたいときや、様々な事情で現場で遺族が作業をすることができない状態などの場合は、やはりパック料金ではなく個々に見積もりをしてもらって料金を提示してもらう方法がよいでしょう。

では、どういった点で特殊清掃業者は見積もりをしているのでしょうか。
順に解説していきます。

MEMO
まず、誰が見てもわかる要素として、ご遺体の影響がみられる部屋数、広さがあります。
より広く、より部屋数が多いほうが、もちろんかかる手間も多いですから見積もり金額が上乗せされる形になります。

次に、部屋内の調度品の多さや汚れの程度の要素があります。
死臭と言われるご遺体由来の強烈な臭いは、部屋の中の物品にもすぐにしみついてしまうため、単純に物品や調度品の多い部屋ではそれらをいったんすべて運びだす必要などがあります。

またその運び出しの際、不用意にご遺体由来の体液や血液が周囲に付着しないよう、養生をしておくことも重要です。
そういった作業内容を鑑みると、より調度品の多い、モノの多い部屋のほうが若干高額になるといえます。
また、物が多いといったことを通り越して、部屋がゴミ屋敷となっている場合はさらに料金が上乗せされることがあります。
該当の部屋や建物がゴミ屋敷化している場合、害虫の発生や臭いについても、同じ条件でそうでない部屋よりも当然かなり激しくなるため、その対応が必要となります。

注意
最後に、ご遺体が該当の部屋にそのままになっていた期間についてがあげられます。
人間の身体も動物と同じく、その死後3日程度で腐敗が始まります。
夏場や、冬場であっても暖房を付けたままにしていた状態などでは、より腐敗が早く進みます。
その際、血液や体液がご遺体からしみだし、建物の建材や調度品にしみ込んでしまいます。
こうしたご遺体由来の血液や体液は、強烈な死臭のもととなるため専門的な処理や清掃が必要となります。

このような要素を踏まえ、現場の状態に応じて見積もりをされるのが特殊清掃の価格の実態になります。
ですので、最初に述べたような最低金額、上限金額はあくまでも目安にすぎず、個々のケースによってかなり見積もりが異なるといったことが起きます。

3.特殊清掃はなぜ高額になるのか

なぜ

先に述べたように特殊清掃の見積もりの金額の範囲はかなり広いものですが、そもそもの価格が一般的なハウスクリーニングよりやや高額です。
一般的に清掃といってイメージされる額よりは多額になるでしょう。
その原因について説明します。

特殊清掃が高額になってしまいがちな理由には、3つの要素が考えられます。

  1. 1つ目は、そもそも進んでやりたがる人が少ない内容の仕事であることです。
    人の死に対して、なんとなく禁忌感や敬遠する気持ちを持つ人は多くいます。
    ましてや孤独死や事件死、自殺など、凄惨な現場を進んで目にしたいという人はなかなかいないでしょう。
    特殊清掃では、人の死にまつわる敬遠されがちな作業を行わなければいけないことも多く、加えて人間の本能に訴える強烈な死臭についても対処し、時には死臭立ち込める中で遺品を扱ったり、ご遺体由来の血液や体液を清掃しなければならない局面も出てきます。
    こういった仕事内容から、そもそもの仕事の担い手が少なく、高い価値が生まれている側面も否定できません。
  2. 2つ目に、一般の人が思っているよりも、特殊清掃で対処すべき範囲が広いため、依頼内容についても結果的に多くなってしまっているといった理由があります。
    通常のハウスクリーニングと言われる清掃作業では、専ら目に見える汚れやに対して成果が見えればそれで問題ないといったケースが多いです。
    しかし特殊清掃の場合、ただ部屋を清掃しただけでは死臭が部屋に残ってしまう場合など、目に見える部分の清掃作業とは別の作業として消臭剤の散布、オゾン発生器による消臭など、臭いへの専門的な対処が必要になります。
  3. またオゾン発生器を使用する際や、物品の運び出しには都度養生が必要となります。
    こういったことは一般の人にはわかりにくい場合があります。
    例えば、部屋の床に敷いた布団にご遺体由来の血液や体液がしみとなって残っている部屋の特殊清掃の場合、布団を片付け処分することはもちろんですが、その運び出しの際にもしっかりとした梱包が必要になります。
    そのまま畳んで部屋の外にとりあえず出すといったやり方はできません。
    布団に付着した体液や血液が、部屋の壁に付いてしまうと新たな死臭の発生箇所となってしまうためです。
    体液類が周囲の建材に触れないよう、梱包をするといったひと手間が発生します。
    また、布団に体液類がしみ込んでいた場合、床材にも影響が及んでいることがよく見られます。
    畳であれば交換、フローリングやタイルフロアの場合は張り替えが必要になります。
    どちらも体液類を広めないように養生、適宜梱包を行いながらの作業となり、かつ小規模なリフォームと同じ程度の工事が発生します。
MEMO
一般の人の知識では、張り替えをしなくても表面の体液類を拭き取ればきれいになったと考えがちですが、実際は張り替えや交換が必要になる事態であることはよく見られます。
特殊清掃といっても目に見える範囲の汚れを取るクリーニングだと想像していた場合、結果的にはそういった予想以上の作業が発生することが多いことから、一般の人は特殊清掃が高額との印象を持つ結果になると考えられます。
MEMO
最後にやはり、特殊清掃には専門的知識や専門的機材が必要であるといったことがあげられます。
特殊清掃の現場で用いられる消臭剤は、もちろん市販のものとは違い、専門的な業務用の消臭剤を組み合わせて使われます。
こういった薬剤はもちろん高額ですし、オゾンを発生させて消臭を行うオゾン発生器などの機材も、1機数十万円から数百万円する高額なものです。
単純に掃除や清掃に使う用品として連想されるものよりも、はるかにコストがかかっているといえるでしょう。
また、現場で適切に養生をするための養生用品や、消臭剤の薬剤やオゾン発生器のオゾンから身を守る防護服やマスクなどの器材が必要になるため、必要な設備は多岐にわたります。
それらの物品を適切に取り扱い効果を正しく得るための職業的専門知識が必要なことは言うまでもありません。

以上の3つの要因から、特殊清掃は他のハウスクリーニング作業よりも高額になってしまうといえるでしょう。

4.「特殊清掃が高額なのには、こんな理由があった!」まとめ

  • 特殊清掃とは、ご遺体があった部屋の調度品や部屋の建材に対して、汚れや臭いの影響を除去する作業のことを指します。
  • 特殊清掃の見積もりの決め方は部屋の広さ、部屋の調度品や汚れの程度、ご遺体がその場所にそのままあった期間などで総合的に決められます。
  • 特殊清掃は多くの人がやりたがらない仕事であり、専門的知識や機材が必要であり、また一般の人が考えるよりも必要な作業内容が多岐にわたります。
    こういった事情から高額に感じられたり、実際にハウスクリーニングよりかかる費用が高額になっています。