【年間200件の事例】から学ぶ「孤独死対処方法」

東京都中野区で特殊清掃を依頼する前に知っておくべきこと

孤独死を発見した場合、特殊清掃が必要になってきます。
今回は東京都中野区で特殊清掃が必要になったときに知っておくべきことをまとめました。

1.中野区の地域性について

中野区の人口は32.3万人(2015年5月1日現在)で、世帯数は約18.7万世帯です。
そのうち、高齢者のみの世帯数は、全体の18.3%にあたる約3.4万世帯で、そのうち一人暮らしの高齢者は2.4万人です。
高齢者の約7割がひとり暮らしということです。
一人暮らしだと、孤独死の可能性は非常に高く、そうなった場合、発見も遅れることが多く、特殊清掃の出番も増えます。

2.急性心筋梗塞による孤独死

中野区では、急性心筋梗塞による死者数が約300人(2008~2012年)です。
急性心筋梗塞は冬のお風呂などでよく発症するので、自宅で孤独死をする大きな原因の一つです。

3.自殺による孤独死

そして、特殊清掃を利用する理由で多いのが自殺です。
中野区の自殺者数は約360人(2008~2012年)です。
自殺の多くは、家の中が多いので、発見が遅れることが多いです。

4.第一発見者


急に亡くなった場合では、第一発見者は大体2つのパターンに分けることができます。
親族が第一発見者だという場合と管理会社が第一発見者だという場合です。
第一発見者が誰であろうか、遺体を発見したらすぐ警察に連絡すべきです。
事件ではないと判断してから特殊清掃業社を依頼しましょう。

5.特殊清掃業社選びのコツ

ネットで調べると、特殊清掃業社に関する検索結果はたくさん出ます。
どれを選ぶのか迷う方がいると思いますが、業社を選択する際にはいくつのコツがあります。
まず料金が透明であるか否かです。
実際に作業現場において追加項目で金額を要求することがありますので、最後に見積もり書の金額より高い金額で支払うことになる可能性があります。
また専門スタッフの対応があるか否かです。
特殊清掃はハウスクリーニングと違い、消臭、消毒などは徹底的にする必要があります。
感染症予防などの対策を考えてくれてオゾンによる消毒を行ってくれるような業社が安心できます。
その他、知るべきことは遺品の処理についてです。
中には悪徳の業社がいて、遺品は不法投棄していることがあります。
悪徳業者かどうかの判別が難しい部分のありますが、安心して依頼できそうかどうかの判断は必要です。
辛い気分かと思いますが、特殊清掃業社は慎重に選ぶことをおすすめします。

6.「東京都中野区で特殊清掃を依頼する前に知っておくべきこと」まとめ

  • 中野区は高齢者の一人暮らしの方の割合が多いので、孤独死も起こりやすい
  • すぐに特殊清掃を依頼するのではなく、一度警察に見ていただくこと
  • 焦らずに慎重に良い業者を選ぶべき