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【年間200件の事例】から学ぶ「孤独死対処方法」

需要が多い!?女性の特殊清掃員

女性特殊清掃員

何らかの事情で、女性の特殊清掃員の方にご依頼をされようとしていますか?
もしくは、特殊清掃の職に就きたいと考えている女性の方が、このページをご覧になっているでしょうか。
今回は、特殊清掃という仕事での特に女性に求められる役割、特殊清掃の仕事の実態についてお伝えします。
また併せて、特殊清掃の対象となる、ご遺体のあった状況の原因のほかにも、ペットの過剰飼育状態、ゴミ屋などの極端に汚れた部屋の状態への対処についても説明していきます。

1.特殊清掃とは?

特殊清掃とは、ご遺体のあった部屋や建物の片付け、清掃、消臭に携わる仕事になります。
また、いわゆるゴミ屋敷と呼ばれる場所や、多数のペットなどの動物により排泄物や汚れがたまった部屋、事件や事故の現場となった部屋の清掃についても取り扱います。
およそ一般の清掃、ハウスクリーニングではカバーできないような清掃、消臭作業を行う仕事になります。
特殊清掃員の仕事で求められるのは、ご遺体のあった場所をその影響の汚れ、臭いなどから原状復帰させることですが、これは一般の清掃作業ではできないことです。

孤独死現場

またまれにご遺体のあった部屋や建物を市販の洗剤や消臭剤で遺族が自身で清掃しようとする場合がありますが、実行したとしても十分な効果を得ることはできないでしょう。
ご遺体のあった場所の清掃が一般の清掃作業では原状復帰できない理由を説明します。

まず、人間の身体はたんぱく質や水分で構成されている有機物なので、何らかの事情でご遺体となってから長期に放置されると自然に腐敗が進みます。
ご遺体の腐敗にともない、独特の腐臭が発生したり、血液や体液がしみだしてご遺体のあった付近の床材や壁材に影響することがあります。
こういった影響は時間の経過とともに激しくなり、2階以上の住居の場合は階下の天井にまでご遺体の影響が及ぶこともあります。

そのため、特殊清掃の作業への着手は、ご遺体が発見された後では状況がゆるす限りなるべく早くに取り掛かった方がよいと言われています。
ご遺体そのものの移送については警察など、別の作業者が担当しますが、移送後に残された部屋のご遺体由来の建材の損傷や臭いのしみつき、また場合によっては害虫の発生に対処し、部屋を清掃、消臭することが特殊清掃員の仕事になります。

MEMO
また、壁紙や床材をはがしての血液や体液の影響への対処、場合によってはリフォーム業者と連携しての建具の取り換えなどについても、特殊清掃業者は対応します。
実際の特殊清掃の作業現場は、亡くなられた方のご自宅が多いと言われています。
一回の作業で徹底的な清掃と消臭、合わせて居室全ての遺品整理を行う場合もあれば、比較的安価で最低限の清掃、消臭を行うのみで、遺品整理の作業はご遺族の方にお任せする場合など、その事例ごとのご遺族の要望、予算に合わせて対処する形になります。
かかる料金は状況によって都度見積もられるケースが多く、数万円から数十万円、時には数百万円におよぶ場合もあります。

特殊清掃が必要となる場合の一つに、孤独死の事態があります。
孤独死とは、何らかの事情で家族親族などと離れてお一人で暮らされていた方が、事件事故や、自殺、病死などの理由で誰にも看取られずに亡くなられる事態を指します。
ご高齢の方や独身で一人暮らしをしている人などにこういった事態が起こります。

連絡が取れないことを不審に思った親族が訪ねてくるなどして、比較的早くに事態が発覚するケースもありますが、長期間居室がそのままになっていてご遺体の腐敗が進み、近所から悪臭で苦情が出たことをきっかけにその死が初めて知られることとなるケースもあります。
入浴中などにそのまま急病で亡くなった場合など、水死体様の状態やご遺体の一部が溶解した状態にになるため、現場は凄惨を極めます。
また死因によっては、吐しゃ物や吐血した血液がご遺体の周囲に飛び散っている場合、体液が部屋に大量にまき散らされているなどの場合もあります。
ご本人が人生の終わりを苦しみの中でお一人で迎えられたことは、とても痛ましいことです。

また、ペットの過剰飼育状態にあった部屋や建物、先述した通り特殊清掃業者での対応がされています。
犬や猫、ウサギなどの小動物のペットは、適正に避妊去勢手術を行わないままつがいで飼育すると、いわゆるネズミ算式に繁殖を繰り返し、数年の間に数十匹に増えてしまうこともあります。
こういった過剰飼育状態では、飼い主が適切な世話をしきれずにペットの健康状態が悪化することももちろんですが、大量の排泄物、食べ残しの餌、さらにはペットに発生するノミなどで同居の飼い主の住環境をも悪化してしまいます。

ペットの過剰飼育は英語圏ではホーディングと呼ばれ、その状態が長期間続くことは飼い主が一種のペットへの依存状態、精神的な疾患の状態にあるからとする考え方もあります。
ペットの過剰飼育状態は正常な状態ではなく、ぎりぎり危ういバランスのまま保たれている状況なので、飼い主やその家族が外部に助けを求めたり、賃貸物件では退去のタイミングや近隣住民からの臭いなどの苦情をきっかけに明るみになることが多いようです。
想定以上に増えてしまったペット自体の保護、適切な治療に関してはペット関連のNGOやボランティア、獣医師などが対処することが多いですが、部屋や建物に残った排泄物の処理、清掃や消臭については依頼を受けた特殊清掃業者が対応します。

MEMO
特殊清掃業者によっては、犬や猫の排泄物臭、体臭などの臭いにそれぞれ合わせた消臭剤を使うなどの対処をしている業者もあります。
他にも、犯罪事件や事故のあった場所の清掃についても特殊清掃業者では対応します。
血が飛び散っていたり、吐しゃ物や体液、歯や髪の毛などがそのまま残っている状態での部屋の清掃を行う場合があるようです。

2.女性がどのくらい働いているのか?

lady-staff
特殊清掃の仕事内容については、よく合わせて行われる遺品整理での大型の家具の運び出しの際にはある程度の体力が求められるものの、男性・女性どちらかに極端に適性のある仕事ではないといえます。
しかし、実際に働いている割合としては男性が多いです。

これは、深夜早朝の突然の依頼にも対応しなければならないなど、勤務時間がやや不規則になりがちなこと、また近接する業界である清掃業、リフォーム業・内装業に従事するのは体力的理由から男性が多いことと関係していると考えられます。

3.特殊清掃の現場で女性に求められうる役割

特殊清掃の現場で女性に特に求められうる役割とは、気配りや配慮についての領域になるでしょう

実際には人の性格はもちろん性別のみで決まるものではないため、単なる迷信にすぎませんが、女性の方が細やかな心配りができるというイメージを信じている層が一定数存在している以上、特殊清掃の現場での遺族や関係者の方の心情を図った配慮を求められることもあるでしょう。

MEMO
ご遺体がなくとも、極端に汚れた部屋の清掃を依頼する際など、依頼者が女性の場合心理的抵抗から女性の特殊清掃員を指名するケースもございます。
こういった女性を指名する形の依頼がある以上、女性の特殊清掃員には一定のニーズがあるといえるでしょう。

4.極端に汚れた部屋、ゴミ屋敷も多い?!

MEMO
片付けができない、ついものをため込んでしまう、といったことによる極端に汚れた部屋や、ゴミをため込んでしまうゴミ屋敷の状態は、先に説明したペットの過剰飼育と同じく、やはり一種の精神的な疾患、脳の状態異常に根本の原因があるとする説が近年では有力です。
片付けができないといった症状は近年では脳の状態異常の一つの兆候としてポピュラーになりつつあり、そういった状態の部屋は汚部屋(おべや)などといった俗称で呼ばれることもあります。

汚部屋

また、自身の身の回りを適切に整頓できない、清潔さに気を配れないなどの状態はセルフネグレクトとよばれ、行政や福祉などでの支援対象にもなっています。
こういった状況は、当事者一人や家族だけで抱え込まずに、周囲の人に相談する、支援を受けるといったことが大切です。
本人の身体的、精神的状態のケアについては行政や専門機関の担当になりますが、特殊清掃業者は
現状極端に汚れた部屋について依頼によって適切に片付け、清掃を行ってくれます。
通常のハウスクリーニングと比べて金額的にははるかに高額となり、数万円から場合によっては数十万円単位に及ぶこともありますが、部屋の状況について根本的に解決したいというときには必す役立つことでしょう。

こういった場合、自分の持ち物を整頓できないといった状態で済むうちは自室の中だけの問題にとどまりますが、ゴミ屋敷とまで言われるような状態は、離れたところにある捨てられた不用品やゴミを収集してしまうといった状態で、さらに常軌を逸しています。
地域で問題となってしまうゴミ屋敷の住人は概ね、すべて必要な品であり、勝手に廃棄されるのは許せない、他人に迷惑はかけていないといった主張をします。
必要なものとゴミの区別がつかなくなってしまう、また自分の都合と他人の都合を別のものとして考えられない状態からも、認識能力や脳の機能に異常をきたしてしまっていることは明らかです。

が、認識能力の鈍りからかゴミ屋敷の状態でも本人は不快感を感じずに生活ができてしまい、他の部分での能力が保たれているため、個人の敷地や建物内の物品までには強制的な手段をとることが難しいことが多くあります。
ゴミ屋敷の問題に関しては、行政や周囲が根気強く説得を続けた上で、最終的には居地の市区町村から強制代執行という形で周囲の公道にはみ出したゴミの処分が行われるケースがあります。
それでも解決しない場合、本人が亡くなり、その後遺族が特殊清掃業者に依頼するといった形で異常な事態に終止符が打たれるといった結果になることも、残念ながら現状では多くあるようです。

5.「需要が多い!?女性の特殊清掃員」まとめ

  1. 特殊清掃とは主にご遺体のあった部屋の清掃、消臭をする仕事になります。他に極端に汚れた部屋やゴミ屋敷、ペットの過剰飼育のあった部屋の清掃、消臭についても取り扱います。
  2. 女性の依頼者からの指名といった形で女性の特殊清掃員のニーズはあります。
  3. ゴミ屋敷や極端に汚れた部屋は脳の機能や精神的疾患が原因となっているという説があります。